必要な分だけ敷き並べていくだけで、簡単にお部屋のイメージを変えることができるタイルカーペット。
従来、主にオフィスやホテルなどの床材として使われてきた物でしたが、その様々なメリットから、近年一般のご家庭でも利用されている方が増えてきています。コンクリートや木のフローリングの床などに比べ、
カーペットを敷いた床はクッション性があり、防音性、遮音性に優れ、ホコリも舞上がりにくいという特性があります。
50×50cmあるいは40×40cmの正方形のピース状になっているタイルカーペットは、お部屋の大きさや形に合わて敷き詰めることが可能で、例えばオフィスの床面に設けられたコンセントなどにも柔軟に対応できます。
色やデザインも豊富で、組み合わせ次第でアレンジは自由自在。汚れたり破損したりした場合はそのピースだけを交換することが可能で、全体を買い替えなくても済みとても経済的です。
多くの人が出入りするオフィスや病院などの床用には、摩擦や汚れに強いナイロンかポリプロピレン製の物で、表面のパイル(糸の束)がへたりにくいループ状の物や短くカットされた物がお勧めです。
汚れたり破損したりした部分を定期的に交換しながら使っていくことを考え、コストパフォーマンスの良い商品をリサーチするのも大切なことでしょう。
お子様がいるご家庭や、ペットを飼っておられるご家庭では、物を落としたり走り回たりする音が階下のお宅の迷惑になっていないかと心配される方も多いことでしょう。
子供部屋やリビングにカーペットを敷けば騒音の問題はある程度解決できますが、小さなお子様のいるご家庭などでは食べこぼしなどですぐに汚れてしまいがち。
大きなカーペットをその度に交換するのは大変なことです。
タイルカーペットなら、汚れた部分だけを交換すれば良いので大変経済的ですし、消臭効果のある商品や簡単な手洗いであれば可能となっている商品もあり、大きなカーペットよりずっと衛生的にお使いいただくことができます。
家庭内での使用では、ループ状のパイルの他に少し長めにカットされたパイルの物なども、肌触りが柔らかくお勧めです。
タイルカーペットの裏面には、設置するには専用の接着剤が必要となるビチューメンや、カッターナイフなどで加工が可能なPVCグラスファイバー(ゴム系)、あらかじめ裏面に接着剤が付いている商品など様々な種類があります。
設置する床面や、用途、工事の手間なども考慮の上、ご自分にあった物を選ばれると良いでしょう。